交通事故のけが 接骨院に症状を説明するコツとは?

交通事故によるけがであっても、軽微に感じられる場合には、接骨院になかなか足が向かない、あるいは一度や二度で、行くのをやめてしまう方がいらっしゃいます。
そういった方に理由を聞くと「話すのが苦手で……」「微妙な感覚をどう説明すればよいかわからない」という人が意外と多いようです。
治療のためには、その微妙な感覚こそしっかり伝えることが大切です。
そこで、接骨院の立場から、ご自分の症状が相手に伝わる説明の仕方について考えてみました。
表現の違いは気にしなくてよい
痛みであればともかく、しびれ、動きの重さ、だるさ、力が入らないなどは、様々に表現できる微妙な感覚。質問されても、どう答えるのが正しいのかわからないこともあるでしょう。
また痛みでも、ずきずき痛んだり、鈍痛が続いたり。場所も、一点のこともあれば、脚など全体に及ぶ場合もあります。
しかし、言葉の表現は人それぞれ。ただ一つの表現があるわけではありませんので、正確に表現しようと構える必要はありません。
診断のための情報は、整復師の質問に答えていけばちゃんと伝わります。
なんでもよいので話してみることです。接骨院では様々な質問が行われますが、その時感じたことをそのまま、遠慮せず話してみてください。
変化に注目して話すのがポイント
さて、表現は人それぞれなのですが、より正しく伝えるためのコツをお伝えます。
それは「変化」に注目することです。
現在の状態を正確に説明するのは難しいものですが、痛み等の強弱や場所、質が変化したポイントを説明すると、伝わりやすくなります。
たとえば、事故直後は強かった痛みが弱くなっている、以前は背中がしびれていたものが腰に移った、痛かったところが今はしびれている、朝は痛むが、昼間活動している時は感じない、といったことです。
押したときに痛む、特定の動きをすると痛む、といったことも多いでしょう。
治療を行うことによって、体に感じる症状が変わることもよくあります。
これら小さな症状の変化が、体の状態を探るヒントになってくれます。
くまはら接骨院の「聞き出す力」
くまはら接骨院では、手技等の技術だけではなく、スタッフのコミュニケーション能力の重要さを重視し、研鑽しています。
患者様は身構えず、リラックスして、世間話がてら体の調子をなんでもお話しください。
そこから体の状態を診断していくのは私たちの仕事です。
微妙な違和感であっても、しっかり治療しないことで長引いたり悪化したりといったことがありますので、注意が必要です。
気になる症状は何でもご相談ください。
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